多様化する結婚詐欺のパターン
結婚詐欺の真偽を確かめる手段としては探偵が最有効です。
被害がはっきりしていない段階では警察は取り合ってくれません。
信じ切って疑わない当人の目を覚まさせるにも、第三者の客観的調査報告書に勝る説得材料はありません。
親や友人がいくら「結婚詐欺に違いない」といっても、耳を貸さないのが普通です。
当人も数少ないチャンスに賭けて必死なのですから。
実際、結婚詐欺ではなくて本当の恋愛の可能性もあります。
もしそれを潰したら一生恨まれます。
そこが結婚詐欺の判断の難しいところで、やはり第三者に調べてもらうのが一番なのです。
結婚詐欺調査での探偵の使い方を説明します。
結婚詐欺の種類
従来は結婚詐欺と言えば、結婚適齢期を逃しつつある女性がターゲットのものが主流でした。
しかし、最近は多様化しており、誰もが結婚詐欺の被害者になる可能性があるのです。
- 婚期を逸した女性狙い
- 異性交際歴の乏しい中高年男性狙い
- 遺産目当ての後妻業
- 中高年女性を性に溺れさせる竿師
ひとつずつ手短に解説しましょう。
結婚詐欺師タイプ1 婚期を逸した女性狙い
従来からある一番多いタイプの結婚詐欺です。
ルックスがよく、振る舞いが洗練されていて、ブランド品を身に着けているのが普通です。
「どうしてこんな素敵な男性が私なんかに?」と思わせてハメるのです。
交際初期から結婚を匂わせますが、自分の家に呼んだり、互いの両親に会ったりは決してしないのが重要な兆候です。
お金持ちを装っていますが、交際してしばらくするとお金が必要な事情が発生し、女性から借ります。
次々に獲物を見つけていかないと成り立たないので、複数の女性と同時進行しているのが普通。
だから、探偵が行動調査(尾行&隠し撮り)をすれば一発で証拠がつかめます。
最近は外国人男性が日本人女性を騙すパターンも多いので注意しましょう。
結婚詐欺師タイプ2 異性交際歴の乏しい中高年男性狙い
連続殺人で逮捕された木嶋佳苗の例が典型です。
女性と交際経験がない独身男性も、仕事にまじめな人なら数百万くらいの貯金がある人はたくさんいます。
それを狙うのです。
殺人にまで発展するのは稀ですが、中年童貞の息子さんが身ぐるみ剥がれる例は後を絶ちません。
結婚詐欺師タイプ3 遺産目当ての後妻業
離婚・死別により独身の老人男性で資産がある人を狙うものです。
秘かに公正証書遺言書というものを作って相続人を指定されたら、実の子も相続権を失います。
公正証書遺言書は圧倒的な法的効力を持ち、抵抗はほぼ不可能です。
お父さんが生きているうちに目を覚まさせ、破棄させねばなりません。
久しぶりに里帰りしたら、実家に変な中高年女性が住み着いていた。
父が死んでもこの人は実家に住み続けるの?・・・などという事例が多発しています。
結婚詐欺師タイプ4 中高年女性を性に溺れさせる竿師
もう恋愛に縁はないと諦めていた中高年女性をセックスで夢中にさせ、財産を奪うものです。
外見が若々しく、事業家などやり手のキャラ設定で、精力も絶倫です。
お母さんが変な男に夢中になっていたら、注意してください。
結婚詐欺調査の依頼先の選び方
探偵に頼む場合、経験があるか詳しい話を聞いてみるべきです。
探偵社の仕事は全国どこでも浮気調査が7割、人探しが2割、その他が1割ぐらいです。
つまり、結婚詐欺調査は依頼の総件数が少なく、経験がない探偵社も多いのです。
大手のしっかりした探偵社を選ぶことをお勧めします。