ローカル零細探偵社には不向きな仕事
家出人のタイプと行動の特徴や捜索の仕方。
探偵に頼む場合の探偵の選び方。
そういうことについてまとめたページです。
家出人のタイプ
発生件数の多い家出人のタイプについて簡単にまとめました。
10代少年少女
感情の爆発などをきっかけにした計画性のない家出が多いです。
ネットカフェなどで過ごしている「第一段階」のうちに見つけてあげないと、その後が重症化します。
お金が尽き、「親は探してくれないんだな」と実感すると「第二段階」に入っていきます。
知り合うべきでない人々との交流に深入りしていきます。
ネットで男性を見つけて、性交渉と交換で宿と食事を提供してもらう「神待ち」が蔓延しているので、女子の方がやっかいです。
仕事に行き詰まった成人男性
リストラされたり、大失敗して自信を失い、失踪するケースです。
思い出の場所を旅した後に自殺するという行動パターンが多いので、早急な発見が求められます。
認知症老人
危険が判断できないので事故で死ぬケースも怖いですが、家族に被害が及ぶケースもあります。
認知症男性が起こした鉄道事故に関し、名古屋高裁が91歳の妻に360万円の損害賠償を求めた事例があります。
家出人の探し方
まず家出の発生状況、部屋に残された物、友人や直前まで会っていた人への聞き込みなどから、行き先を推定します。
例えば早朝にいなくなり、服などがたくさん持ち出されていたら、遠方に向かう長期的な家出と思われます。
パソコンに北海道に関する検索履歴がたくさん残っていれば、北海道に向かった可能性が濃厚です。
どこから順番に探すか、優先順位を決めたら、しらみつぶしに当たっていきます。
簡単に言うと、家出人探しはこういうことですが、実際にやるのはそう簡単ではありません。
まず、1人や2人で探しいたらいつになるかわかりません。
捜索の人数はできるだけ多い方がいいですが、協力者を何人確保できるかという問題。
また、ネットカフェ等、お店への聞き込みはうまく説明しないと、「お客さんのことは教えられない」と断られます。
繁華街にたむろする若者やホームレスに聞き込みをする時は危険も伴います。
途中で「違うな」と思ったら、捜索先を方向転換せねばなりませんが、その判断ができるリーダーを家族がやれるか、という問題も出てきます。
探偵の選び方
そこで、プロに頼むという選択肢もでてきます。
その場合、まず規模が大きくて、探偵がたくさんいる探偵社を選んでください。
数名でやっている探偵社が浮気調査の合間に探していたのでは、埒があきません。
あと、なるべく広い範囲で全国展開している探偵社。
例えば、キャッシュカードは持って行ったが、通帳は残していった場合、通帳記入すれば足取りがつかめます。
神戸で家出した人が、札幌のコンビニで出金したのがわかったとします。
神戸ローカルの探偵が札幌出張していたのでは、時間もお金もかかるし、土地勘もないので非効率です。
そもそもほかの仕事もあるので、北海道まで行って何日も過ごすわけにはいかない場合が多いでしょう。
札幌支社の探偵を即座に動かせる探偵社なら、もっと迅速に対応できます。
浮気調査ならともかく、家出人探しはローカル零細探偵社に頼める仕事ではないということです。
全国展開の大手をおすすめします。